Various pilgrimage travels

フェレンゲルシュターデン現象?

猫が何もない空間を見つめている.

猫を飼っている人は必ずそんな愛猫の様子を目にしたことがあると思います。
ボーッと見ているというより、かなり真剣にある一点を見つめている様子です。

なにかあるのでは?

そう思って、猫の視線の先を追っても、そこには何もない空間が広がっているだけ。

このような猫の行動について、フェレンゲルシュターデン現象という説が出たことがあります。
あまり聞き慣れないフェレンゲルシュターデン現象ですが、これは第二次世界大戦の頃にフェレンゲルという博士と、その愛猫のシュターデンによって広まった説といわれます。

ナチスによる心霊現象研究で、猫が見つめている空間だけは、他の空間よりも温度が2度も低いということが判明し、このことから、空間の温度が低い場所はいわゆる「霊」が存在している場所というような、別の研究結果も加わってきました。

もしそうなら、猫は霊感があることになります。
幽霊が浮遊している場所が識別できる、ということになります。

そんなことから、このフェレンゲルシュターデン現象がもっともらしく唱える人が増加したという話です。

しかし、実際にはそうではないようです。
聴覚だったり、嗅覚だったり、人間より鋭い能力を持つ猫が、それらの感覚を研ぎ澄ましているのかもしれません。
何もない空間でも、そこにはかすかな音や匂いがあるのかもしれません。

ただ猫はミステリアスなところも魅力なので、理由はわからないほうが良いかもしれません。

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