群馬県の太田市と伊勢崎市の境界に早川という川があります。
この境界に熊野橋があり、その橋を渡った先に林が現れます。小高い丘のようなっていて、周囲が平坦なため、まるで島のような印象さえあります。
この鎮守の森に鎮座しているのが米岡神社です。
鳥居から境内に入り、後ろを振り返ると、参道は一直線に農地の中へと延びているのが分かります。早川の西側に広がる農地で、神社の他の方向には住宅街が広がっています。
祭神は櫛御氣野命と五十猛命。
由緒は不明ですが、元々は熊野神社と呼ばれていたようです。明治40年に南北米岡の神社を合祀して、その際に米岡神社と改称したといわれます。
いわゆる「村の鎮守様」といった雰囲気を残す神社です。そのせいか共同体の集合場所という役割を担っていたのではないかと想像できます。小さな神社ですが、とても気の良い神社です。