大阪府高槻市の笠森神社が江戸に勧請され、都内でも笠森稲荷神社がいくつか鎮座しています。
その中の一つと思われるのが、小金井市の連雀通り沿いにあります。西武多摩川線の踏切近くです。
参道は一直線に続いています。
稲荷神社らしく、奉納された朱色の鳥居が並んでいます。
最後の鳥居を潜ると、社殿が直角の向きに建っています。参道から右に90度の位置ですので、もしかしたら怨霊を祀られているのかもしれません。
残念ながらこの神社の記録は少なく、「北多摩神社誌」によれば、元文元年の創立と伝えれているようです。
「特に難病平癒に霊験いちじるしく、お陰報賽奉納の鳥居が大門に立錐の余地無く立てられ、その名も遠く千葉・埼玉に及び広く崇敬されている」と記されています。
訪れたのが雨上がりでした。
不思議と幻想的な空間のように感じました。