Various pilgrimage travels

JR飯田線・温田駅

秘境駅がたくさんあることで有名なJR飯田線ですが、実は特急電車も走行しています。
しかし、さすがは飯田線です。

特急停車駅といえども、他の路線の駅とは異なります。
ここ、温田駅は、特急「伊那路」が2005年より通年停車となっています。

それでも無人駅です。

下り線側に駅舎がありますが、駅員はいません。JAみなみ信州に貸与されているのです。
跨線橋もなく、構内踏切です。

1日平均の乗車人員は250人程度で、確かにこの区間の飯田線の駅としては多い人数と言えます。
ただ一般的な特急停車駅のイメージからは遠くかけはなれた、本当にのどかな駅です。

駅名の由来は地名からで、所在地は長野県下伊那郡泰阜村温田になります。
無人駅になったのは1998年(平成10年からで、特急「伊那路」の通年停車になったのは、その後の2005年(平成17年)からです。

無人駅になってから特急が停車するようになったというのも、珍しいのではないかと思います。
あまり鉄道に詳しくない人間の勝手な語りなので、もしかしたら、そんなことないのかもしれませんが、自分にとっては珍しく感じました。

ちなみに駅のある泰阜村ですが、人口は1,598人(推計:2018年4月1日)だそうで、それで乗車人員が1日250人ならば、かなり活躍しているといえそうです。特別な観光地というイメージもありませんから、地元の人の利用が多いのかもしれません。