東京都中央区の明治座のすぐ近くに浜町公園があります。
江戸時代には熊本藩主細川氏の下屋敷があった場所です。明治時代以降には細川家の邸宅もありました。
隅田川沿いで、所在地としては日本橋浜町2丁目になり、中央区立としては最も古く、また最も広い公園です。
園内は、遊具だけでなく、総合スポーツセンターやグラウンドなどの体育施設も揃っていて、周辺のサラリーマンの憩いの場でありながら、スポーツを楽しむ場所でもあります。
日本橋でも浜町はかなり落ち着いた雰囲気の街で、隣接する人形町などと比較すると、まるで別世界のような佇まいに思えます。
そんな浜町公園で見かけた野良猫が、公園から飛び出し、ビルに囲まれながら今でも残る日本家屋の一家へと向かっていきました。何とも絵になる光景です。
おそらく画像からは、ここが東京の中心部だとは想像できないでしょう。
猫は木造家屋の中から聞こえる音に耳を傾けていました。もしかしたらこの家の方とのつながりがあるのでしょうか。
ほんの一瞬の猫との出会い、それはそれで素敵です。