緑と湧き水の里
東京の多摩地区最大の水量とされる南沢湧水群は、緑に彩られた樹木に囲まれた場所で、落合川に流れ込んでいます。この地域は「南沢緑地」ともよばれ、東京の名湧水57選に選ばれてもいます。また平成の名水百選に選ばれています。
そんな湧水群から流れる川の辺りに南沢氷川神社は鎮座しています。
高台に位置しますが、後方にも川が流れていることから、水に囲まれた立地といえます。
東久留米総鎮守で、旧社格は村社です。
湧水と豊かな自然は、古来より恵みをもたらす生活空間とともに、神聖な場所でもあったようです。
周辺からは土器などが発掘されていて、かなり昔から人々が生活していたエリアだったことが分かります。
東久留米市から引越して約13年。
しかし今でも南沢氷川神社の近くに倉庫があるため、時間があるときは参拝に訪れるお気に入りの神社です。
産土神社としては、この氷川神社と同じく東久留米市浅間町に鎮座する浅間神社を挙げます。
どちらも心が落ち着く神社です。
住宅街が広がる東久留米市ですが、武蔵野の面影が随所に残ります。
南沢氷川神社周辺はまさにそんなエリアといえるでしょう。